この春（2021/4）から３大キャリアが20GBで低価格なプラン（Ahamo、povo、LINEMO）を打ち出してきたこともあり、格安SIMの事業者も相次いで値下げに踏み切ってきた。我が家で使っているBIGLOBEモバイルも同様に４月から値下げするとの連絡があって、久しぶりに料金プランを眺めてみたのだが・・。
以外とギガ消費が少ない模様・・
我が家は家族３人の音声SIMと自分用のデータSIMの計４枚をBIGLOBEで契約している。それぞれ個別に契約している訳ではなく、シェアSIMといって主契約者（僕）の契約プランで利用できるデータ容量(12GB)をそれぞれ追加したSIMで共有できるサービスを使っていた。
あまりギガ消費（この「ギガ」の使い方に技術者の僕としては違和感あるが・・）に対して気にする方でもなかったけれど、改めて確認したところ以外と使っていないことが判明。
1ヵ月で見ると自分が2GB、嫁が1GB、子供3GB、データSIMはたまに使う程度。一方で12ギガプランは3,740円（税込,2021/4現在）に加え、嫁と子供のシェアSIM追加分として音声SIM2枚、データSIM（SMS）1枚を合わせて2,332円（税込,2021/4現在）で合計6,072円。
これでも普通のキャリアとは比較にならないくらい安いが、プラン変更すると更に安くなるのは明確。12GBプランの下のプランは6GBのプランになってしまうが、これに変更すると新料金でなんと1,650円、ここにシェアSIMを追加しても3,982円！家族３人でこの値段は安い。
6GBでシェアというのが少し不安だったが、嫁にも子供にも更なる自制？を求めて変更することにした。
が、この手続きがとんでもなく面倒なことに。
そのままプラン移行できないシェアSIM
早速、BIGLOBEモバイルに6GBプランへシェアSIM含め変更したいと申し出た。ところがシェアSIMはそのままプラン移行が出来ないため、一度MNPで適当な事業者に転出してから、その後にMNPで再度転入してほしいとのことで愕然。
そんな面倒なことやってられるか、って言っていても仕方がないので転出先を探し始めた。一時的な転出だからどこでも良かったのだが、いろいろ見ているとBIGLOBEモバイルよりも条件が良いところがたくさんある。本格的に調べ始めたところ、速度面ではワイモバイルやUQモバイルが全時間帯で他を圧倒していることが判ってきた。
ワイモバイルやUQモバイルは、他の事業者よりも料金設定は高めだが、5Gへの対応も積極的にやっていく様だしこの際、このどちらかに家族全員乗り換えようと画策しはじめた。２社で比較検討した結果、ギガの繰り越しができるUQモバイルの3GBプラン（くりこしプランS）に引っ越しすることに決定。データSIMはとりあえず保留とした。税込1,628円 x3回線で合計4,884円。BIGLOBEの6GBプランよりも節約できる額は小さいけど、品質面や1人3GB使えることを考えると妥当かと。
UQモバイルへの転入でもちょっと難航
ということで、BIGLOBEモバイルから嫁と子供のMNP予約番号を入手（自分も一緒にMNP転出しようと思ったけどシェアSIMを全て解除しないと主契約者はMNP転出できないとのこと。どこまでも疲れる・・）、まずは嫁の回線をUQモバイルのWEBからMNP転入手続きを実施、これはスムーズに完了。次に子供の回線を同様に手続きをしようとしたところまた問題発生。
BIGLOBEモバイルで子供のシェアSIMを登録する際に中学生の子供名義で登録していたため、MNP転出する時の名義も当然子供名義。当初は自分名義で加入し子供をMNP転入扱いで利用者登録できるものと勝手に思っていたが、子供名義で転出している以上それはできないとのこと。一方でUQモバイルは20歳未満の子供名義で登録はできるもののWEBからは加入できない。本人と一緒に店舗へ来店する必要があるらしい。
とりあえず気を取り直して全ての手続きを終え、最後に自分のMNP転出→転入も完了させた。
もっと乗り換えを簡単にできないかな
携帯料金の値下げと合わせて政府でも話が出ているみたいだが、事業者間の乗り換えをもっと簡単にできないものだろうか。先のBIGLOBEモバイルのシェアSIMの件も含めて、とりあえず電話番号を持ち運ぶ行為であるMNPという制度をやめたらどうか。
電話番号は何らかの方法でスマホに紐づけておくか、メールアドレスの様に事業者以外の第三者が管理するなど方法はいくらでもあると思うのだけど。特に高齢者にMNPを自分で手続きさせるのは厳しいし３大キャリアの高い料金プランから抜け出せない要因になっていると想像できる。これから変わってくることを期待したいけど、当面は利用者側も賢くありたいものだね。