いつか来た道

ついに来たか?って感じで仮想通貨が値下がりしている。これにはいくつかの要因があるのだろうけど、マイニングの収益も落ちている。前回の反省を基にどの様に動けば良いのか考えてみる。

久しぶりの価格感

この記事を書いている時点(2022年6月)でビットコイン価格は200万円台まで下落している。この価格感は久しぶりだ。巷では仮想通貨投資のリスクが云々っていう議論があちこちから聞こえてきているし、何か不穏な空気が漂っている感じ。

前回(2017~2018年)のピーク時が約230万の価格だったので、現在の価格が200万円台という状況はまだ楽観視できるかなって個人的には思っているが、当時は最終的に約35万円まで値下がり、マイニングもやればやるだけ赤字の状況になったことを考えると、いまできる事はやっておきたい。

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とりあえず身を軽くしておこう

数年前のマイニングブームでは、グラボを始めとする設備投資に掛かった費用が回収できていなかった。しかも投資費用は膨大になっていたので、いつか市況が反転することを信じ赤字を垂れ流しながら続けていた。いまは投資回収は全て終えているので、収益性が無くなったら躊躇なくマイニングを止めるという選択ができるが、仮にいまも回収出来ていないとしても答えは「一旦止める」という判断をするだろう。何故なら前回と今回では状況が異なっているためだ。

2022年時点でグラボマイニングで主に掘っているのはほぼ例外無くイーサリアムだと思うが、今後イーサリアムは膨大な電力を使うマイニングという行為で報酬を得るPoWという仕組みから、マイニングを行わないPoSという仕組みに移行することが決まっている。つまりマイニングで報酬を得るということが難しくなってくる。正確にはグラボマイニングで報酬を得られる通貨は他にもあるが、現段階での収益性という視点では事実上、他の通貨を掘るという選択にはならないだろう。

現時点ではリグのワッパによってはまだ収益性が得られるはずなので、もう少し続けるのであればそれでも良い、しかし最終的に収益性が無くなり収入と支出がトントンになった時点ですぐにグラボを売却する。つまりできるだけ身軽にしておきたい。NVIDIAから後継GPUが出るまでの間であれば、RTX3000シリーズならそれなりの価格で売却できるはずだから、売却収入で投資額がペイできるならそれで一旦マイニングとは距離を置こう。

一方、売却収入によっても投資額を穴埋めできない場合はどうか。この場合はそれぞれの判断になるが、自分なら売却収入の一部または全部をアルトコインを含む複数の有力通貨に現金投資するだろう。というのも以前の記事でも書いた通り、前回赤字を垂れ流しながらマイニングしていた中でも、少しづつアルトコインへ換金していたものが2021年の高騰により功を奏し、結果的に投資額の全回収に繋がった経験があるからだ。

もちろん仮想通貨以外の投資商品(株や為替など)へ投資して回収を目指すのもよいが、仮想通貨は価格の変動が非常に大きいため、何かのきっかけであっという間に暴騰(もちろん暴落も)することも珍しくないし、そもそも仮想通貨関連で被った痛手は仮想通貨で返すっていうモチベーションも悪くない。

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結局マイニングは終了?

残念ながらイーサリアムのグラボマイニングはその役割を終えることになるだろう。しかしPoWによる仮想通貨は他にもたくさん存在し、イーサリアムに匹敵する収益性でマイニングできる通貨が今後現れないとも限らない。事実、前回もイーサリアム以外の通貨で掘った方が収益が上がった事もあった。

ただ、いまはグラボのリセールバリューが高いうちにグラボを売却しておき、次に来るであろうマイニングブームに備えておくのも良い。その時には新しいGPUが搭載されたグラボが市場に出回っているのだろうしワッパも驚くほど改善されているだろう。マイニングの収益性はNiceHashのほか、他のWebサイトで常にアップデートされている。これらを常にウォッチしながら、次なるブームの時に新しいグラボを購入して再度チャレンジするという作戦もありだと思う。

今回の仮想通貨の暴落がどこまで進むのかわからないが、いつか来た道と同じならば再度反転する可能性もあるし、そのための準備期間として少しだけ休憩するのも良いだろう。

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