夏とマイニング暖炉

非常に大きな電力を使用するマイニングリグ。常時数百ワットの電力で動作させるので、当然ながら大きな発熱が生じる。巷ではマイニング暖炉なんて呼ばれていて冬場は部屋が常に暖かい状態となる。

冬はそれで良いのだが、マイニングリグである以上は1年中稼働させる必要がある。つまり夏も暖炉を焚いたままにする必要があるのだ。今年もその季節がやってきた・・・

グラボも僕もグッタリな夏

夏場はどうしてもグラボの動作も緩慢になってしまう。常時部屋に冷房を入れておけば良いのだが、サラリーマンである僕は当然ながら出勤時に冷房を消す。だからいくらFANを回していてもグラボの周囲温度が上昇してしまいサーマルスロットリングが作動してしまうのだ。これはハッシュレートの低下に直結するのだが、こればかりは仕方がない。

帰宅後サウナ状態になっている部屋の窓を一旦開けるものの逆に高湿度な空気がムワっと立ち込めてくる。早々に窓を閉めて冷房のスイッチを入れるという毎日。ビールを飲みながらリグのAFTERBUNERを確認。案の定、全てのグラボが規則正しくGPUクロックを変化させ、ハッシュレートも通常の8割程度まで低下している。ただでさえ暑くてグッタリしているのにこれを見ると更にグッタリ。でもリグ自身はもっとグッタリなのかもしれない。お疲れさん。

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夏場は楽に、時には休ませよう

マイニングを始めて何度目かの夏を迎えるが、夏場はとにかくグラボを楽に動かす設定に変更するのがベターだと思う。冬場は高めのPL設定で且つFANも比較的風量を大きめに固定設定しスロットリングを発生させない様にしていたのだが、これを夏場はPLを下げてFANもAUTOに変更する。

どのみち夏にはスロットリングが掛かってしまう。スロットリングが掛かれば消費電力もその分低下するがPLを下げてやるほうが明示的に消費電力は低減できるし、ハッシュレートもスロットリングが掛かっている時とあまり変わらない。

更にFANをAUTO設定にすることで静音化を図る。これは精神衛生上重要なポイントで、夏場の暑いときに爆音を立てながら熱風を吹き付けられるのはさすがに参ってしまう。(僕の使っているMSI製のグラボの設計思想なのかもしれないが、AUTO設定だとGPUの温度が上がってスロットリングが掛かってもFAN回転数はなかなか上がらない。逆に言えば非常に静かなのだ。)

つまり夏場は無理にリグに仕事をさせずに楽に働かせようってこと。それでもキツければ一定期間だけ思い切ってリグを止めるという判断でも良いかもしれない。

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冬場に貯めたビットコインに働いてもらおうっと

ということで、夏場はのんびりとマイニングをする方針とするにしても、やっぱり投資回収を少しでも急ぎたい考えもある。だからこれまで貯めたビットコインで別のアルトコインを少し買うことにした。

これは長期的に運用するという目的ではなくて、夏場にマイニングで稼げなくなった分を補填する目的だ。例えば月に20,000円のマイニング収入があるとしても、ハッシュレートが8割まで落ち込むと16,000円まで収入減となってしまう。だからこの差額4,000円を別のアルトコインで回収できれば目的達成、できるかな?(注:必ず儲かる訳ではないので投資自体はあくまでも自己責任でお願いしますね・・)。

今年もこうやって暑い夏を乗り切って、また涼しくなってきたら本格的に再開するつもり。

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