グラボの電源配線にまた問題

前回記事にも書いた通り、いまはRTX3080 (MSIのGAMING X) を4枚構成でマイニング中。効率は非常に良いのだけど、このカードはこれまで使ってきたグラボよりも1枚あたりの電力が220Wとバカ食い。しかも、グラボ側の補助電源が3つなので電源配線をどうするか悩んだものの、とりあえず手持ちの分岐ケーブルで凌ぐことにしたのだが・・。

熱いんですけど

僕がリグに搭載してる電源ユニットは、PCI-Eの8ピンコネクタが8口あるタイプ。一方、グラボ側に必要なコネクタ数は3x4枚=12個に加え、ライザー基板に4個の計16個だ。よって1個のコネクタから2個のコネクタに分岐するケーブルを8本使って構成した。

とりあえず電源も入ってひと安心。グラボの設定も済ませてじゃあよろしく・・とグラボに伝えてその日は寝た。次の日も念のためチェックしたが安定して動いている。とりあえずグラボの補助電源もちゃんと挿入されているかな、と触ってみたところ・・熱い。ん?と思って、電源ユニットと分岐ケーブルの接続部分も触ってみたが触れない程に熱くなっている。でも他はそれほどでもない。

以前、この分岐ケーブルが焦げたことがあって嫌な予感もあり、このまま会社に出勤するのもかなりの勇気が必要。会社は午前中休暇をもらい調査することにした。

計算上は問題ないはずだが

まず、電源ユニット側のPCI-E8ピンコネクタは1個あたり150Wまで。一方ライザー基板(というかPCI-Eのx16スロット仕様)は最大75Wの電力なので、これを分岐ケーブルで2分岐して2つのライザー基板に接続したとしても150Wには収まる。実際、ライザー基板用の分岐ケーブルは全く熱くない。

次に問題のグラボの補助電源用に分岐している部分だが、グラボ全体の消費電力としては220W(実測もそれに近い値)なので、ライザー基板側と補助電源3個の計4口から均等に電力が供給されるとすれば、1個あたり約55Wの給電で済むはずだ。だからPCI-E 8ピンを2分岐したところで分岐点では110Wにしかならず、コネクタ定格の150Wに対してはマージンもあるはずだ。

問題は分岐ケーブルにあった

結論から言うと、使っている分岐ケーブルに問題があった。僕が今まで使っていたケーブルはAmazonから購入した以下の様な中華ケーブルだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ところが、電源ユニット側と接続するコネクタからポロっと線材が抜けてしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この線材部分が電源ユニットのケーブル側と接続されていなかった。この黄色い線材は12Vの給電線で、グラボの補助電源側の12Vに各1本ずつ結線されている。グラボの補助電源には12Vの端子が3本あるが2本で給電を賄っていたことになる。それでもグラボ側は電力を引っ張る方だから、この状態でもグラボ側が発煙する様なことにはならないが、電流が集中するコネクタの接続部分は少しマズいことになる。

先の通りグラボの補助電源は1口あたり55Wの計算だから、分岐前の上記写真のコネクタ部分には2口分として最低でも110Wの電力供給に耐えなければならない。一方、このコネクタは補助電源のピンアサインに合わせて12Vラインの端子が3端子存在する。つまりコネクタ定格が150Wだとすると1端子あたり50Wまでと単純計算できるが、今回このうち1端子が抜けていたという事は、事実上100Wまでの電力供給にしか耐えられないことを意味している。ここにコンスタントに110Wの電力が掛かっていたのだから、コネクタが熱を持っても当然だ。

リグの電源配線をいま一度チェックしよう

このケーブルは相当前から使っていた物だが、これまで気づかなかったのは以前のグラボがそこまで大電力を必要としていなかったから。以前使っていたRX5700XTだって130Wだった。

高性能で大電力を必要とするグラボに変更した場合は電源容量に目が行きがちだが、同時にケーブルの配線やケーブルそのものに異常が無いか再度確認したほうが良い。配線後は熱を持っている部分が無いか必ず確認する。

また分岐ケーブルはAmazonで様々な物が販売されている。その多くは中華ケーブルでどれも似たり寄ったりだが、あまり安価なケーブルはやめておいた方が良い。その判断は難しいが説明文をしっかり読み少しでも信頼できそうなところから購入するのがベターだろう。とにかく火事にならないようにくれぐれも気をつけてほしい。

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