嵐のあと

不思議なけだるさが今立ち止まっている・・The Street Slidersの「嵐のあと」の一節。いまはまさにその心境。

ETHマイニングが終了

2022年9月15日、イーサリアムは大型アップデート「The Merge」を完了し、ついにブロックチェーンのコンセンサスアルゴリズムがPoWからPoSへ移行した。これにより仮想通貨ETHのマイニングが完全に終了した。

以前から2022年の秋にもPoSへの移行が行われることは知っていたものの、どこか半信半疑のまま移行当日までマイニングを継続したまま迎えた。The Mergeが成功したと思われた直後、突然エラーが継続する様になりそれが現実であることを理解した。

とりあえず気を取り直してNiceHashMinerをアップデートし、これまで利用していなかったアルゴリズムで他通貨を掘ってみたものの、どれもRTX3080x3枚の構成だと200円/日にも満たない。この構成での電気代は約180円/日なのでトントンか一歩間違えば赤字になる。

以前の記事にも書いたとおり、過去はこの様な状況でもいつか反転することに賭けてマイニングを継続したが、それは設備投資費用を回収できていなかったから。いまは全て費用回収済なので事情が違う。

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リグを解体

ということで、これまで世話になったリグを解体した。思えば、GTX1070を2枚でマイニングを始めたのが2017年。そこからグラボを変えながら、紆余曲折ありながらも約5年間続けていた。

マイニングで本当に食っていけると勘違いしていた時期、その後、やればやるほど赤字になる毎日、やっと反転してほっとした日々、テレワークになり背中でファンの爆音と熱風を浴びながら仕事をした日々(特に夏は地獄だった)。いろいろな記憶と共に少しづつ解体していった。

そんな中で改めて感心したのはマザーボードの耐久性。BIOSTARのTB250-BTCというボードだが、この5年間休むことなく動作させていたのに故障はもちろんのこと、一度もフリーズやブルースクリーンが発生しなかった。一般向けに市販されているマザーボードでもこれだけの安定感と耐久性があることに驚きと、台湾メーカの技術力を改めて思い知った。

とりあえずリグは全て解体を終え、ライザーカードやケーブル類、マザーボードなど満身創痍で動き続けていたものは残念だが廃棄することにした。ワットチェッカーなども全て廃棄しよう。

グラボの行方

最後はRTX3080を使用していたのだが、4枚のうち1枚はこうなる事を予想して2022年の春先に売却していたので、3枚のグラボが手元に残った。全て売却しようとも考えていたが、普段こんなに高価なグラボを自分のPC用に購入する勇気もないし、手持ちのフライトシミュレーター用途でも4K解像度で40fps以上のパフォーマンスが出るとの記事も見たので1枚だけは自分のPCに導入。残り2枚はマイニング用途であったことも考慮して誠意ある価格?で売却することにした。

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またいつの日か再び

再び5年前と同じく静かな日常が戻っている。リグが置いてあった場所には何を置こうかな、なんて考えているところ。嫁にはこれまでの経緯と何が起こったのかを説明しマイニングを終了することを告げた。同時に再びマイニングで稼げるタイミングが来たら、改めて仕切り直して始める可能性があることも伝えた。

なんだかんだ言って収入以上にマイニングで得たものは大きかったし教訓も得た。またチャンスが来た時には再度チャレンジするつもりだ。

※以上でマイニング関連の記事は終了します。過去記事はこれまでの記録として残しておきますが、過去記事に基づきマイニングやリグ作成などを行っても、現在はGPUマイニングによる収益が得られ難い状況となっています。ご注意をお願いします。

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