マイニングにやっと春が訪れた・・かな?

今年も終わろうとしている。コロナ禍の中で働き方や生活様式も大きく変わった2020年だったが、もう一点、今年後半から変わってきた点としては仮想通貨市場が活況になってきたのと、それに伴いマイニングの収益性が大幅に改善してきたこと。

確かに2017年のバブルを思い出すけど

今年の夏頃からビットコインを中心として仮想通貨市場は徐々に盛り上がってきた。この記事を書いている12月中旬の段階でなんとビットコインは約240万円前後を推移している。これは2017年の仮想通貨バブルと同じ水準だ。

ただ、2017年と比較するとビットコインの上昇に対して、アルトコインがいまひとつ盛り上がっていない。XRPやXEMの様にオプトインに伴うスナップショット(XRPはついこの間終わったが、XEMは2021年3月予定)のため駆け込みで買われている通貨や、大型アップデートが控えているETHはそれなりに上昇中だけど。

よってアルトコインを掘るGPUマイニングでは2017年ほどの収益性(この時はグラボを毎週アキバに買いに走っていたほど)には至っておらず、現段階で収益性があるのは事実上ETHだけの状況になっている。

グラボを正しく選びETH1本で勝負

収益性があるのは現時点でETHだけだとしても、グラボをうまく選べば十分に収益が出せる状況になっている。というのも2017年と比較してGPU性能や電力対性能(ワッパ)が飛躍的に向上しており、大きなハッシュレートを稼ぎやすいからだ(その意味で2017年当時に使っていたグラボをそのまま使うのは厳しい)。

それぞれの予算の都合やワッパの考え方にもよるのでどのGPUがベストとは一概に言えないが、2020年末時点でいうと、ETHを掘るためのハッシュレートをリグ全体の消費電力で割った値が概ね0.35以上になる様に設定できる様なグラボを選んで、全体のリグを構築できれば、とりあえず赤字になることはないだろう(くどい様だがあくまでも現時点の話)。

2020年に発表されたnVIDIAのRTX3000シリーズ、AMDであればRX5700シリーズ以降であれば、PL設定やメモリクロックを設定しながら上記の比率になる様に調整していけるはずだ(これより古い世代のGPUでは難しくお勧めできない)。

以前の記事にも書いたがこの様なグラボは非常に高価なので回収計画を想定する必要がある。非常に難しいことだが、いまの収益がいつまで続くのか、拡大するのか縮小するのか、収益が無くなって処分する場合の再販価値などあらゆる角度から想定し、それに見合ったグラボを選定することが大切。

あとはこの機会にマイニングに適した電力会社を見直しをしよう。これだけで収益が全く異なってくるし早期の回収には必須だ。

やっと春がきた

2019年からずっと耐えてマイニングしてきたが、ここに来て何とか盛り返してきた。巷では再びマイニングに興味を持つ人達がネット上で熱いワッパ議論をしていたり、何だか久しぶりの感じが戻ってきた。ということで僕も守りから攻めに転じている最中だけど、肝心のリグが満身創痍状態。ちょっとずつメンテナンスしながら進めようと思うが、あまり調子に乗っていろいろ設備投資し過ぎない様にしないとね。

 

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