マイニングリグの投資と回収

いま(2021年初春)はマイニングしたくても出来ない人多いよね。何故かというとグラボがどこにも売っていないのです。25万円以上するRTX3090なら少し売っているけど。RTX3060Tiだって最初に店頭に並んだ頃は5万円代だったのに、いまは約10万円でフリマサイトやオークションサイトで取引されている始末。

毎週、アキバに通ってはグラボ在庫状況をチェックしているけど、最近の半導体不足も相俟って当面は店頭には並ばないものと思われる。もちろんヤフオクでもメルカリでも適正価格であれば見つけたらすぐに買った方が良いのは当たり前だけど、いまの収益性ならば、3年前のマイニングブーム時の主役だったグラボ、例えばGTX1070とかGTX1060なんかでも勝算あるみたい。マイニング初心者はまずはこういうグラボを中古で買って始めるのが投資リスクも少なくていいかもしれない。

いまグラボを買うべきか

いまの異常に値上がりしたグラボを買うべきか。難しい判断だけど、いずれにしても回収計画をどう考えているかということ。この市況が今後どの様に推移するのかわからないが、2018年初頭に200万円から30万円までビットコイン価格が値下がりして、とても苦しい思いを経験した自分から言わせてもらうと、やはりRTX3060Tiを10万円近くの価格で買うのはリスクが大きいかなって思う。

RTX3060Tiだと60MH/130Wくらいで運用できると思う。仮に今の市況が継続すると電気代を差し引いても1枚で500円/日以上は稼げるはずなので、このカードが5万円で買えるなら長くても4カ月程度で回収できるだろう。だけど10万円となると回収に掛かる時間は単純に8カ月。4カ月程度であれば何となく回収のイメージが掴めるが、8カ月後の収益がどうなっているかは予測できない。

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過去の経験から学ぶ

マイニング報酬をどの様に扱うかは、それぞれの考え方だ。この市況だからすぐに円に換金するというのもアリだし、とりあえず換金せずにガチホするのもアリ。

僕の方法は収益性がある今は0.005BTCまで稼いだら取引所に送金して0.0025BTCだけを円に換金する。残りの0.0025BTCはBTCと他のアルトコインに分散させている。

いまはビットコイン価格が上がり続けていることもあって少しづつ積み立てるのは正しい行動と信じているが、価格変動の傾斜で言うとアルトコインの方が急勾配になりやすい傾向がある。だから多少のリスクを取ってもアルトコインに換金している。つまりマイニング報酬自体に更に頑張ってもらって回収を少しでも急ぎたい。

これは3年前から学んだ教訓だ。仮想通貨の市況は永遠と右肩上がりではなくいつかは落ち込む。通常の投資であればナンピン買いして平均取得価額を下げたりしてリスクを減らしていく事もできるが、設備という形で投資しているマイニングではこれができないし、収益性が無くなると回収どころかリグを動かしているだけで赤字になってしまう。ここで、もう止めたって言える投資額であればいいが、それなりの額を投資していればそういう訳にもいかない。だから今の様にリグさえ動かしていればどんどん儲かるっていう時期にいかに回収を急げるかが重要なのだ。

設備投資はいまこそ慎重に

マイニングブーム再来なんて言われているけど、先にも言った通りいまのグラボ価格は異常。いつかマイニングを止める時が来るはずだが、それはおそらくブームが去った時。その時に中古市場へいくらで売却できるのかを考えよう。もちろんそれまでに全額回収できていれば問題ないけどハードルはかなり高いはず。

今は最新グラボではなく少し前の安価なグラボでも収益性が見込める。電力的にも低い物が多いので今から始めるのであれば、そちらの方をおススメする。かなり過熱しているがいまこそ冷静になって慎重に投資しよう。

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